自分が興味を持っている話題や気にかけている話題が自分の耳に入れば
自然とその話に耳を傾けることがあると思います。

心理学用語でこういう現象を「カクテルパーティー効果」と言うのですが
人を惹き付ける(興味を引く)という目的の情報発信において
このカクテルパーティー効果は、かなり応用できる部分があります。

言い換えれば「地獄耳」とも言えるこのカクテルパーティー効果は、
様々な会話が飛び交うパーティー会場のようなところでも
自分が興味を持つ情報に関して無意識に反応を示してしまうもので、
逆に、それ以外の情報はシャットアウトするのです。

そしてこの効果がより強く作用する状況は、
自分の耳に届く情報が、まさに自分に向けて発せられている時で
そう捉えられる(錯覚してしまう)情報でも同じです。

例えば、人混みの中で自分の名前が呼ばれたとしたら
それが本当に自分を呼んでいなかったとしても、
その声が聞こえた方向へ顔を振り向いてしまうと思います。

近くで誰かの噂話をしていた時、
その話題が自分の性格やコンプレックスと一致していると
自分の噂話だと思ってしまい、その話の内容が気になってしまうかもしれません。

このように、自分に向けて発信されたと捉えられる情報というのは
その人の耳に自然と届いてしまうのです。

そして、この現象は現実世界だけではなく、
インターネットの世界でも同じ現象が起きているのです。

インターネットの場合、現実世界であった雑音は実際には聞こえてきませんが、
パソコン画面上で表示される自分が目にする情報全てが雑音であると言えます。

ユーザ(インターネット利用者)は、そんな情報の中から自分が求める情報を選び、
無意識に自分の頭に取り込む処理を脳がやっています。

ユーザはどんな情報を選び、どんな情報を求めているのか。

それは、現実世界で起きているカクテルパーティー効果の事例で示したような
「自分に向けて発信されたと捉えられる情報」であり、
その情報こそ自分が求めていたものだと感じられる情報でもあるのです。

つまり、そんな情報を示していくことが出来れば、
必然的にその情報を発信するメディアには多くのユーザが集まることになります。

検索エンジンによるキーワード検索によって上位表示されるウェブページは、
まさに、その理屈(理論)のいい例だと思います。

少なくともキーワード検索で上位されるウェブページは、
そのキーワードで検索する大多数の人が求めるウェブページです。
(その仕組みはgoogleのアルゴリズムが作っています。)

つまり、多くのアクセスを集めるウェブページを作るのであれば、
ユーザが求める情報を、ユーザが検索するであろうキーワードによって推測して、
その推測した情報を、そのユーザに向けて発信するように示していく必要があるという事です。

答えは「ユーザの心の中」になり、それを徹底的に追求していくことで、
ユーザが求める情報発信が出来るようになり、そういうメディアが作れるようになるのです。

ユーザの心を射止めているウェブページは、既にインターネット上に沢山あります。

検索キーワードで上位に表示されるウェブページがそれです。

何かのテーマで情報発信をして、そのテーマでアクセスを集めるメディアを作るのであれば、
そのテーマに関連したキーワードで検索をかけ、上位表示されるウェブページを覗くことで、
自分が発信するべき情報とその情報の示し方が見えてきます。

その内容から、「こうすればユーザはもっと興味を示すのではないか」という点があれば、
(カクテルパーティー効果を意識した視点で)
その点を踏まえて、自分のメディアで情報発信をしてみて下さい。

勿論、他人のウェブページを必ずしも参考にする必要はありませんが、
少なくともどのテーマでもライバルはいるはずですから、
ライバル情報のリサーチは出来る限りやったほうが得策であることは間違いありません。

上位表示の競争に勝つのは、そのリサーチによって見えてくる
ユーザの興味を惹けるポイントかもしれませんからね。

その差が、元ネタのウェブページの質を超える要素になり、
そんな要素の積み重ねが、アクセスを集めるメディアの成長に繋がるということです。

カクテルパーティー効果を意識したところで、
最初からユーザの興味を惹く質の高い情報発信は難しいかもしれませんが
研鑽を積むことで、自分の発信する情報の質は向上していきますので
ユーザが興味を持つような情報を発信することを心掛けてみて下さい。

それでは、今日はこの辺で。

次回をお楽しみに。

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